Query RECRUIT株式会社クエリー 新卒採用

ENTRY

M.Hさん

所属部署
事業統括本部 ERP・BI部
職種
システムエンジニア 課長
入社年
2002年

M.Hさん

所属部署
事業統括本部 ERP・BI部
職種
システムエンジニア 課長
入社年
2002年

いま、クエリーで推し進めている新たな事業のひとつが「SAP ERP」というソフトを使ったシステムの導入/開発業務。
この仕事には、何も無いところからより良いものを生み出すことのできる、システム技術者としての本当の実力が求められます。難しくもあり、喜びも大きいこの仕事のリーダーに抜擢されたHさんにお聞きしました。

企業では様々な情報を管理する必要があります。たとえばお菓子メーカーの場合、どのようなお菓子を販売するのか、いくらで販売するのか、在庫はいくつあるのか、どの店に販売するのか、原料は何か。また、このような情報を収集して、今どのような商品が売れているのか、逆に売れていない商品は何か、原因は何か、といった分析をする必要もあります。「SAP ERP」はこのような情報を管理、分析するための機能を備えたソフトウェアです。私はこの「SAP ERP」をお客様に導入するためのコンサルタント、標準機能では実現することができないことなどを追加開発するアドオン開発といった業務を担当する、SAP開発事業の取りまとめを担当しています。

私は入社してから主にシステム開発に携わってきました。本来、システム開発というのは、お客様が困っていることを知り、お客様にとって最も使いやすくて最大の利益を生み出せるようなシステムをご提供する仕事です。
何も無いところからより良いものを作りだす、それこそが真のシステム屋みたいなところがある。ところが、要件や仕様が明確であれば設計できる、設計書があればプログラムが書けるといった人材はいるが、お客様が困っているという事実しかない状態、つまり要件や仕様が何もないところからシステム開発できる人材が少なくなってきているという危機感が当社の中で問題となってきていました。だったら真のシステム屋を育てていこうじゃないかという社長の思いから、SAP開発事業を開始することになりました。
何もないところからシステムを作り出すというのは難しくて、自信を持ってできますと言える人はあまり多くないと思います。実際、リーダーを任せられた私自身も一からシステム開発をするという経験はそう多くはありませんでした。「SAP ERP」はパッケージソフトであり、実現できること、できないことが非常にはっきりしています。そのため、導入する際はまずお客様が困っていることと、それが「SAP ERP」で解決することができるかどうかを見極める、いわゆる「フィット&ギャップ分析」を行います。この「フィット&ギャップ分析」こそが、システム開発に必要となってくる重要なスキルなのです。このスキルを身に付けることができれば、何もないところからシステム開発することもできるようになる、そんな狙いがSAP開発事業には込められています。
入社してから16年、システム開発だけではなくインフラ構築やヘルプデスク等、様々な仕事をしてきました。どんな仕事でも熟すことができると思う反面、「社内でこれだけは誰にも負けない」と自信を持って言えるものはなく、今後クエリーを大きくし、後輩たちを導いていくためには、何を武器にしていけばいいのか悩んでいました。そんなとき、SAP開発事業のお話をいただき、社内で未知の分野に挑戦することで「誰にも負けない技術」を身に付けることができるのではないかと思い、挑戦させていただくことになりました。

経験ということで言うと、今まで仕事する中で培ってきた人脈は、自分の最大のストロングポイントだと考えています。IT業界では幅広い知識が必要となり、また変化もとても速いため、全ての分野で第一線級の知識・技術を身に付けるのは現実的ではありません。そんな中で重要になってくるのが、困ったときに助け合うことができる人脈だと思っています。
当たり前のことですが、私は一緒に仕事するお客様、協力会社の人と真摯に向き合い、時には泥臭い仕事も一丸となって乗り越え、責任を持って仕事するように心がけてきました。そうした結果、技術者としても人間的にも信頼されるようになり、どんなことでも相談できる関係を築くことができています。嫌いな人に聞かれたり、困っているから助けてと言われてもやってはもらえませんからね。この人脈があるからこそ、SAPという未知の分野に飛び込んでいくことに、不安はあまり感じませんでした。

常に心掛けていることは「すぐできる仕事はすぐやる」こと。例えば忙しいとき、一言、二言で終わるようなメールの返信や作業指示は後回しにしがちです。しかし、小さな仕事を後回しにしたことでチーム内の作業が止まり、結果的に自分にシワ寄せが来るということは意外と多いんです。私の上司にものすごく忙しい方がいます。その忙しさ中でも一言、二言で返せるようなメールはすぐ返ってくる。そういう人は、すごく仕事ができる人です。こういうところが違うんだなと感じることが大きい。クエリーはとても人情味のある会社です。仕事のことだけでなく、人間としてとか、人付き合いとか、いろんなことを教えてくれる。まるで「家族」のような感じです。だから自分の部下たちには、社会人としても、技術者としても、一人前に育ってもらいたいという思いも沸きます。
新規事業を推進していくには多くの難しさもありますが、SAPのどの分野を推進していくのか、教育はどうするのか、私が出した結論を最大限に尊重してくれています。自分がやりたいことをやりたいように進められることには非常にやりがいを感じています。

ゼロから作り上げることが真のシステム技術者だと言いながら、実は私の社会人スタートはゼロというよりマイナスからのスタートでした。恥ずかしい話ですが、情報処理の学校を卒業してもまだ就職が決まらなかったんです。たまたまクエリーにいた学校の卒業生が声をかけてくれて、6月に入社できました。
そんな私でも会社で事業を任せてもらえる立場になれました(笑)
今後の目標としては、まずSAPコンサルタントになり、SAP導入のプロジェクトの当初からかかわることができる技術者になることです。さらに、将来的にはSAP事業をメインとした部を立ち上げ、クエリーを支える大きな柱にするのが夢です。
今、社会人を目指す若い方たちには、当たり前のことを当たり前にすることが大事であることを伝えたい。自分が接する全ての人に対して、あいさつをする、思いやりを持つ、仕事は責任を持ってやり遂げる。当たり前のことですが、周りに影響されたり、立場が上になっていくにつれ、疎かにしまいがちのことです。当たり前のことができないと、いくら技術があっても、人として信頼されなくなってしまいます。社会人としての基礎力があってこそ、技術力が輝きます。学生時代から様々な人と触れ合い、色々なことに挑戦し、技術の勉強と同じくらい、基礎力を磨いて欲しいと思います。

記事一覧

CONTACT

会社説明会は、随時行っております。

03-6206-3901

03-6206-3901

gotop